「SEOの検索順位ってどういうしくみなんだろうか」
「どうSEO対策すれば検索順位を上げられるのだろうか」
Webマーケティング担当者はこういった悩みを抱くことが多いですよね。
この記事では、そんな「SEOの検索」に関する基本的知識と具体的な施策を紹介します。
記事の後半では、SEOの検索順位を上げるためにWebマーケティング担当者が使うべき2つのツールを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
SEOにおける検索順位とは
SEOで目指すべきは「Googleの検索順位で1位を取ること」です。
なぜなら、Googleは検索順位1位がもっともクリックされるからです。
具体的なクリック率は下を参考にしてください。
- 1位:13.94%
- 2位:7.52%
- 3位:4.68%
- 4位:3.91%
- 5位:2.98%
- 6位:2.42%
- 7位:2.06%
- 8位:1.78%
- 9位:1.46%
- 10位:1.32%
出典:seoClarity
1位と2位が突出してクリックされているとわかります。
特に、10%を超えているのは1位以外にありません。
以上のことから、SEOは検索順位1位を目指すのが「もっとも大事である」とわかります。
【SEOで大事】検索順位で知っておくべきこと
SEOで検索上位を狙うためには、以下の2点を知っておくのが大事です。
- 記事が検索結果に表示される流れ
- 検索順位が変動するしくみ
それぞれ解説します。
記事が検索結果に表示される流れ
記事が検索結果に表示されるのには3つのステップがあります。
- クロール
- インデックス
- ランキング
詳しくは下をご覧ください。
まず、クローラーと呼ばれるボットが記事を読み込みます。
そのクローラーが記事を評価し、検索画面に反映させるのです。
検索順位が変動するしくみ
検索順位はさまざまな要因で変動します。
たとえば、以下の要因があります。
- コンテンツの質
- ページスピード
- 競合の存在
- アップデートの有無など
特に大きな影響を受けるのが「アップデート」です。
Googleは年に数回、アルゴリズムをアップデートします。
アルゴリズムがアップデートされると記事を評価する基準が変わるため、大きく順位変動する可能性があるのです。
検索順位を安定させるには、アップデートの影響を受けにくいサイト作りが大事です。
Googleのアップデートに関しては、下の記事で詳しく解説しています。
【2022年最新】GoogleのSEOアップデートとは?最新の対処法を5つ紹介
検索順位を上げるためのSEO施策
検索順位はSEO施策を講じることで上げられます。
主なSEO施策は以下の5点です。
- キーワードの選定
- 質の高いコンテンツの作成
- 内部施策
- 外部施策
- ユーザビリティの強化
「どれか一つ」ではなくすべて実行しましょう!
キーワードの選定
大事なのが「キーワードの選定」です。
なぜなら、キーワードの選定を誤ると書いた記事が無駄になりかねないからです。
たとえば、極端な話ですが「プログラミング教室」のサイトで「寿司」のキーワードを書いてもまったく意味がありません。
まずは自社のサイト・ページの専門性に沿った記事を書きましょう。
キーワードの選定方法はこちらの記事でまとめています。
SEOキーワードの選び方5選|重要性や記事を書く際のポイントも解説
質の高いコンテンツの作成
SEOにおいてもっとも大事なのは「コンテンツ」です。
コンテンツの質によって検索順位が大きく変わるからです。
質の高いコンテンツを作る方法はたくさんありますが、「ユーザー」「Google」という2つの側面で考えていかなければなりません。
具体的な方法はこちらの記事をご覧ください。
【2022最新】SEO記事の作り方|ユーザー・Google目線でポイントを解説
内部施策
SEOには「内部施策」「外部施策」があります。
簡単に言うと「自社だけで完結できるもの」が内部施策で、そうでないものが外部施策です。
内部施策は手っ取り早く実践できるSEO施策の一つです。
詳しくは下の記事で解説しています。
【2022最新】SEO内部施策15選|即実践可能+効果が高いものを厳選
外部施策
外部施策で大事なのは「外部リンク」です。
質の高いサイトから被リンクされるとGoogleから「信頼できるサイトだ」と評価してもらえるため、検索順位UPが見込めます。
外部リンクは自社だけで完結できるものではありませんが、準備したり対策したりすることはできます。
具体的な方法はこちらの記事を参考にしてください。
SEOの外部リンクとは?すぐに実践できる内部・外部施策10選
ユーザビリティの強化
ユーザビリティもSEOに大きな影響を及ぼします。
たとえば、以下のとおりです。
- モバイルファーストにする
- リンク切れを直す
- サイトスピードを上げる
- わかりやすい記事・デザインにする
特に大事なのが「モバイルファースト」です。
Googleは「モバイルファーストなサイトを検索順位で優先する」と公言しています。
かならずスマホで見やすいサイトづくりを意識しましょう。
なお、モバイルファーストかどうかはこちらのサイトで確認できます。
検索順位を上げるために必要なSEOツール
検索順位を上げるうえで大事なのが「SEOツール」です。
なぜなら、検索順位はいきなり「1位」になるものではなく、リライトなどを重ねて徐々に高めていくものだからです。
SEOツールを使わなければ効果測定ができません。
おすすめのSEOツールは以下のとおりです。
- Googleアナリティクス
- Search Console(サーチコンソール)
競合やキーワード選定など「もっと他社と差を付けたい」と感じる場合、有料のSEOツールを使うのが大事です。
SEOツールは以下の記事で解説しています。
【2022最新】SEO診断ツール9選|無料・有料ともにおすすめを紹介
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスは以下の点を分析する際におすすめです。
- ユーザーがどこから訪問したのか
- どのような行動をしたのか
- どういったユーザーが訪れているのか
- どのくらい滞在しているのか
- どのページがもっとも閲覧されているのか、など
アナリティクスには2種類あります。
- GA4
- ユニバーサルアナリティクス
このうち「ユニバーサルアナリティクス」は2023年でサポートが終了してしまいます。
GA4を使ってSEO分析しましょう。
GA4は設定などがややこしいですが、こちらの記事を読めば簡単に導入できます。
GA4(Googleアナリティクス4)の使い方5選|写真付きで解説
サーチコンソール
サーチコンソールは以下の点を分析する際におすすめです。
- 自サイトがどういったキーワードで検索されているのか
- 自サイトのキーワードがどれくらい表示されているのか
- 自サイトのクリック率はどのくらいなのか
- 自サイトがどれくらい外部リンクされているのか
- 自サイトの問題点など
アナリティクスと同時に導入しておきましょう。
サーチコンソールもこちらの記事を読めば簡単に導入できます。
【2022最新】サーチコンソールの使い方7選|導入方法も写真で説明
まとめ
SEOと検索の関係や順位を上げるポイントなどをまとめます。
- 検索順位は高ければ高いほうがクリックされやすい
- クロール→インデックス→ランキングという流れで検索順位が決まる
- SEOは施策を講じることである程度対策できる
- 質の高いコンテンツを作るのがもっとも大事
- アナリティクス、Search Consoleも導入する
今回紹介した方法で検索順位を上げて、クリック率を向上させましょう。
検索順位が高くなればクリック率も上がるため、安定した集客と売上UPが見込めます。